みなさん、こんばんは!
師走に入り早いもので、12月も、中盤に差し掛かります。
繁華街などは、もうクリスマスムード一色ですね。
でも、企業にお勤めの方は、この時期ISO14001の内部外部監査の為の資料作成
などで奔走されていることと思います!
ISOの由来と14001について
ISO14001の説明に入る前に、ISOとはいったい何なのか
まずはそこからはじめてまいります。
ISOとは「International Organization for Standardization」の略で
日本語では「国際標準化機構」といいます。
本部はスイスの民間機関で、
このISOは国際的世界規模で基準を統一しましょう!
いわば世界共通のものさしをつくろうということなんです。
ある国や企業が同じ条件で製造したものが、外観、機能性、大きさなど
微妙に違うものができてしまうとどうなるでしょうか。
商売取引が成り立たず、一つの製品が完成しませんよね。
その為に、標準化を目的としてISO規格が誕生しました。
///ISO14001とは?///
ISO14001は組織内で環境問題に取り組む為の
体制つくりに関する国際規格のことです。
よく街角の会社の外観にISO14001認証取得とかISO9001認証取得とか
見かけたことはないでしょうか?
認証取得する意味について
例えばなのですが、あなたの会社は環境問題に何か取り組んでいますか?と
尋ねられたとします。
あなたは、私の勤める会社は環境問題に取り組んでますよ。
と答えます。
しかし、何か確固たる証拠はありますか?
そうなんです。
第三者である認証機関に、認証してもらうことで
会社の利害関係者に環境対策に取り組んでいる
会社として信用してもらえます。
ですので、ISO14001を取得している企業では、一年に一度外部による
社内監査が行なわれ、それに対応する為の内部監査も社内だけで
行なわれます。
次にISO14001を取り組む内容について
先ずは省エネがあげられます。
もったいない!ものを大切にする!
これを推し進めていくと、
電気の使用量削減
水の使用量削減
工場の動力源となるエアー使用量の削減
ゴミの排出量削減3R5R
典型7公害に起因するものなどがあげられます
///その他のISOについて///
・ISO9001:品質マネジメントシステム
製品の質を向上、品質の維持
・ISO27001:情報セキュリティーマネジメントシステム
企業の機密、個人情報漏洩、サイバー犯罪から守る
・ISO20000:ITサービスマネジメントシステム
ITサービスの効率や改善を行なう
・ISO22000:食品安全マネジメントシステム
食品の安全に関する国際規格
・ISO45001:労働安全マネジメントシステム
働く従業員の労働安全と健康管理に関する国際規格
・ISO50001:エネルギーマネジメントシステム
エネルギー使用量削減、効率化に関する国際規格
ISO14001の環境影響評価
環境影響評価(環境アセスメント)とは
環境に影響を及ぼす恐れのある事業において、事業者があらかじめ
事業の実施が環境に与える影響について 調査、予測、評価、を行い
環境保全措置を検討することにより 公害の発生や自然環境の破壊を
未然に防止し、 事業の内容を環境保全上より 望ましいものに
していく仕組みです。
これは事業者に対して自主的に環境配慮を促すための制度で
事業者は大規模な事業を行なう前に、事前に環境に与える影響について
調査、予測、評価を行い、地方自治体に提出します。
これは1997年6月の環境影響評価法公布で法制化され、
事業を環境保全上望ましい ものとしていく制度として定着しつつあります。
なんだか難しい言葉ですが、要するに環境影響をアセスメントするという意味で
「環境への影響を調べる作業」なんです。
///環境影響評価の手順として///
会社の中で、環境に影響を与えている要素にどんなものがあるか?
その中から、大きく環境に影響を与えているものは何?であるかを
明確にしていきます。
経営者は、環境に対してどのような取り組みをしていくのか?
方針をしめして、社内に徹底周知します。
これらの調査結果と社内の方針などから改善すべき目的と目標を定める。
環境マニュアルの作成と環境教育を行なう
環境事故の緊急事態が発生すること想定し訓練を行なう。
しっかりと会社で定められた通りの活動を行なっているか監査を行なう
また何か問題がある場合は改善を行ないます。
後々に異常が発生しそうな場合は、発生を予防する活動を行なう。
///地球環境に影響を与えてしまうもの///
企業活動では、
人や荷物などの移動手段として車を使います。
すると?燃料を使う→化石燃料である地球資源の枯渇に繋がります。
また、燃料を燃焼するとCO2が発生します。
では電気を使うと?その電気はどこから送られてくるか?
火力発電所の場合、CO2がでます。
CO2は地球温暖化の原因になりまよね。
典型7公害とは
典型7公害とは、環境基本法第2条第3項に定める
大気汚染、水質汚染、土壌汚染、騒音、 振動、地盤沈下、悪臭の7つの
環境保全上の支障をいい、環境基本法第2条3項に 列挙されている7公害です。
*余談ですが、たばこの煙も公害として認定されており、喫煙者は
取り扱いに注意願います。
環境対策こぼれ話
どこにでも使われている色々なタイプの電池
実はこの不要になった電池を保管する容器を新調するにあたり
その材質について、大きく意見がわかれました。
ISO14001の土壌汚染の予防的措置に対応させる為で、
劣化したプラスチック容器が割れた場合、液漏れした電池があった際
その液が土壌に漏れる恐れがあるとの事で、購入する容器をステンレス
の容器で購入申請がなされました。
ここで、容器の材質について議論される事になりました。
ステンレスを主張した人の話はこうです。
*同じプラスチックだと劣化してまた割れる。そして火災の際燃える。
プラスチック樹脂を主張した人の話はこうです。
*ステンレスだと導電性の為、電池の電極と容器が接触し回路ができた場合
短絡し、電池が破裂または発火する。
両者の主張はどちらも正しいです。
ここでこれまでは、どのような保管状態だったのか整理してみました。
1,野外に容器を設置、容器に蓋のみ設ける
2,電池は車のバッテリー意外、一次電池、二次電池を混合状態で保管
3,電池の電極部を露出状態のまま混合保管
ここで、容器以外に大変重要な問題が浮上しました。
1から3までどれも保管方法としては×なんですが
3の電池の電極部を露出状態というのは、高い確率で
破裂や発火につながり危険なんです。
電池を捨てる際は、もちろんですが新品で保管する場合も、電極の+-のところは
セロファンテープなどでテーピングして絶縁状態にしてください。
次に2の一次二次電池他ごちゃ混ぜ状態で保管するリスクですが
これは、電池の形、形状が特に低いボタン電池の場合、+-が短絡する
確立は必然的に上がります。
できれば、最低ボタン電池と単1~4は分けてください。
アルカリ電池とマンガン電池も分けれたら分けましょう。
*アルカリの液漏れは塩基性が高いので体に触れた際化学やけどを起こします
手に付着したまま目を擦ると失明する可能性もあるからです
かなり危険です。
次の1の野外に容器を設置に関しては、容器が太陽光にさらされ紫外線により
劣化したり、暴風雨や季節の寒暖差も直接ふれてしまうからです。
これらを洗い出した結果、容器以前に、1から3についてまず対策していくことに
なりました。
容器に関しては、難燃性のプラスチック容器とその下にステンレス製の容器を
重ねて保管することになりました。
火災のリスクを減らす各プラスチック製品の性状
耐燃性を表す程度には、不燃性、難燃性、自己消火性、遅燃性の
4種類が存在します。
では順に説明していきます。
・不燃性とは通常の火災時における火熱により燃焼しないこと
・難燃性とは燃焼する速さは遅いものの、ある程度の時間は燃え続ける性質のこと
・自己消火性とは大気中で熱源がなくなった場合に自ら消火する性質のことで
火源があると燃えるが、火源が無いと燃えつづけない性質のこと
・遅燃性とは燃焼する速さが遅い性質のこと
燃焼の基準となる酸素指数
酸素指数とは、材料の燃えやすさを指数としたもので 、材料が燃焼し続けるために
最低限度必要な酸素濃度を測定し、その数値を%で表した指標になります。
これは、材料によって酸素指数に違いがあり、酸素指数22%以下であれば
燃える材料といえます。
酸素指数27%以上になると燃えにくく、難燃性を意味します。
この中間の指数23-27%に入るのが、自己消火性なのです。
プラスチック、樹脂はあらゆるところで製品化され使用されています。
プラスチック製だと、酸素指数27%以上の製品が間違いないですが
このあたりは、予算や保管場所、保管方法によりグレードは下げられる
かもわかりません。
燃やさない=火事にならないのがベストですが、万が一燃えた場合、
燃え広がらない様にする配慮も考えようと関係者は考えます。
廃棄ボタン電池から出火!過充電で発熱!
ほんとにあった電池による火災についてです。
大阪府のホームセンターで2018年の秋、大手ホームセンターのカウンター付近から
発生した火災について、出火原因が使用済みのボタン電池が過充電となり
発熱により 火災が起こりました。 電池は、電極同士が接触すると
発熱する恐れがあり、防犯カメラにお店のカウンター の棚から出火する様子が
写っていたそうです。
棚には廃棄予定の使用済みボタン電池が複数、ポリ袋に入れて保管されていました。
原因として
電池は、むき出し状態でまとめて保管すると、電極同士が接触するなどして、
電圧の 高い電池から低い電池に電気が流れ、ボタン電池は、棒形の乾電池と比べ
薄いため 電池同士が重なりやすく、過充電になりやすい。
過充電となった電池は、発熱し、破裂や発火につながります。
火災では、袋の中で電池内に残った電気が別の電池に流れることで、
一部の電池が過充電となり、発火した可能性が高いといわれています。
まとめ
上記のような火事も実際にあるので、
安易に可燃性の物を使用してしまうと 発火や大事故につながる可能性があるので、
皆さんも一般家庭においても 使用済みの電池、新品の電池に限らず、
電極部のテーピング ボタン電池やアルカリ電池の区分け、
保管場所に燃えやすいものはないか?など 今一度確認してみてください。
師走に入り早いもので、12月も、中盤に差し掛かります。
繁華街などは、もうクリスマスムード一色ですね。
でも、企業にお勤めの方は、この時期ISO14001の内部外部監査の為の資料作成
などで奔走されていることと思います!
目次
1、ISOの由来とISO14001について
2、環境影響評価とは
3、典型7公害とは
4、環境対策こぼれ話
5、火災のリスクを減らす各プラスチック製品の性状
6、燃焼の基準となる酸素指数
7、廃棄ボタン電池から出火!過充電で発熱!
8、まとめ
1、ISOの由来とISO14001について
2、環境影響評価とは
3、典型7公害とは
4、環境対策こぼれ話
5、火災のリスクを減らす各プラスチック製品の性状
6、燃焼の基準となる酸素指数
7、廃棄ボタン電池から出火!過充電で発熱!
8、まとめ
ISOの由来と14001について
ISO14001の説明に入る前に、ISOとはいったい何なのかまずはそこからはじめてまいります。
ISOとは「International Organization for Standardization」の略で
日本語では「国際標準化機構」といいます。
本部はスイスの民間機関で、
このISOは国際的世界規模で基準を統一しましょう!
いわば世界共通のものさしをつくろうということなんです。
ある国や企業が同じ条件で製造したものが、外観、機能性、大きさなど
微妙に違うものができてしまうとどうなるでしょうか。
商売取引が成り立たず、一つの製品が完成しませんよね。
その為に、標準化を目的としてISO規格が誕生しました。
///ISO14001とは?///
ISO14001は組織内で環境問題に取り組む為の
体制つくりに関する国際規格のことです。
よく街角の会社の外観にISO14001認証取得とかISO9001認証取得とか
見かけたことはないでしょうか?
認証取得する意味について
例えばなのですが、あなたの会社は環境問題に何か取り組んでいますか?と
尋ねられたとします。
あなたは、私の勤める会社は環境問題に取り組んでますよ。
と答えます。
しかし、何か確固たる証拠はありますか?
そうなんです。
第三者である認証機関に、認証してもらうことで
会社の利害関係者に環境対策に取り組んでいる
会社として信用してもらえます。
ですので、ISO14001を取得している企業では、一年に一度外部による
社内監査が行なわれ、それに対応する為の内部監査も社内だけで
行なわれます。
次にISO14001を取り組む内容について
先ずは省エネがあげられます。
もったいない!ものを大切にする!
これを推し進めていくと、
電気の使用量削減
水の使用量削減
工場の動力源となるエアー使用量の削減
ゴミの排出量削減3R5R
典型7公害に起因するものなどがあげられます
///その他のISOについて///
・ISO9001:品質マネジメントシステム
製品の質を向上、品質の維持
・ISO27001:情報セキュリティーマネジメントシステム
企業の機密、個人情報漏洩、サイバー犯罪から守る
・ISO20000:ITサービスマネジメントシステム
ITサービスの効率や改善を行なう
・ISO22000:食品安全マネジメントシステム
食品の安全に関する国際規格
・ISO45001:労働安全マネジメントシステム
働く従業員の労働安全と健康管理に関する国際規格
・ISO50001:エネルギーマネジメントシステム
エネルギー使用量削減、効率化に関する国際規格
ISO14001の環境影響評価
環境影響評価(環境アセスメント)とは
環境に影響を及ぼす恐れのある事業において、事業者があらかじめ
事業の実施が環境に与える影響について 調査、予測、評価、を行い
環境保全措置を検討することにより 公害の発生や自然環境の破壊を
未然に防止し、 事業の内容を環境保全上より 望ましいものに
していく仕組みです。
これは事業者に対して自主的に環境配慮を促すための制度で
事業者は大規模な事業を行なう前に、事前に環境に与える影響について
調査、予測、評価を行い、地方自治体に提出します。
これは1997年6月の環境影響評価法公布で法制化され、
事業を環境保全上望ましい ものとしていく制度として定着しつつあります。
なんだか難しい言葉ですが、要するに環境影響をアセスメントするという意味で
「環境への影響を調べる作業」なんです。
///環境影響評価の手順として///
会社の中で、環境に影響を与えている要素にどんなものがあるか?
その中から、大きく環境に影響を与えているものは何?であるかを
明確にしていきます。
経営者は、環境に対してどのような取り組みをしていくのか?
方針をしめして、社内に徹底周知します。
これらの調査結果と社内の方針などから改善すべき目的と目標を定める。
環境マニュアルの作成と環境教育を行なう
環境事故の緊急事態が発生すること想定し訓練を行なう。
しっかりと会社で定められた通りの活動を行なっているか監査を行なう
また何か問題がある場合は改善を行ないます。
後々に異常が発生しそうな場合は、発生を予防する活動を行なう。
///地球環境に影響を与えてしまうもの///
企業活動では、
人や荷物などの移動手段として車を使います。
すると?燃料を使う→化石燃料である地球資源の枯渇に繋がります。
また、燃料を燃焼するとCO2が発生します。
では電気を使うと?その電気はどこから送られてくるか?
火力発電所の場合、CO2がでます。
CO2は地球温暖化の原因になりまよね。
典型7公害とは
典型7公害とは、環境基本法第2条第3項に定める大気汚染、水質汚染、土壌汚染、騒音、 振動、地盤沈下、悪臭の7つの
環境保全上の支障をいい、環境基本法第2条3項に 列挙されている7公害です。
*余談ですが、たばこの煙も公害として認定されており、喫煙者は
取り扱いに注意願います。
以下ウィクぺディアより
煙害(えんがい)とは、煙による住民、
動植物に対する被害のこと。
狭義では、大気汚染に関連し、煙突の煙からの被害を指す。
広義では煙の発生源は問われず、自動車・鉄道車両(特に蒸気機関車)
ディーゼルエンジン 、タキギ、タバコ、野焼きなど、公害の一種であり、
足尾銅山事件、四日市ぜんそく (工場の煤煙が原因とされる)、
光化学スモッグ(車の排気ガスが原因とされる)などは 煤害とされる
(足尾はこれに鉱毒水も加わる)
環境対策こぼれ話
どこにでも使われている色々なタイプの電池
実はこの不要になった電池を保管する容器を新調するにあたり
その材質について、大きく意見がわかれました。
ISO14001の土壌汚染の予防的措置に対応させる為で、
劣化したプラスチック容器が割れた場合、液漏れした電池があった際
その液が土壌に漏れる恐れがあるとの事で、購入する容器をステンレス
の容器で購入申請がなされました。
ここで、容器の材質について議論される事になりました。
ステンレスを主張した人の話はこうです。
*同じプラスチックだと劣化してまた割れる。そして火災の際燃える。
プラスチック樹脂を主張した人の話はこうです。
*ステンレスだと導電性の為、電池の電極と容器が接触し回路ができた場合
短絡し、電池が破裂または発火する。
両者の主張はどちらも正しいです。
ここでこれまでは、どのような保管状態だったのか整理してみました。
1,野外に容器を設置、容器に蓋のみ設ける
2,電池は車のバッテリー意外、一次電池、二次電池を混合状態で保管
3,電池の電極部を露出状態のまま混合保管
ここで、容器以外に大変重要な問題が浮上しました。
1から3までどれも保管方法としては×なんですが
3の電池の電極部を露出状態というのは、高い確率で
破裂や発火につながり危険なんです。
電池を捨てる際は、もちろんですが新品で保管する場合も、電極の+-のところは
セロファンテープなどでテーピングして絶縁状態にしてください。
次に2の一次二次電池他ごちゃ混ぜ状態で保管するリスクですが
これは、電池の形、形状が特に低いボタン電池の場合、+-が短絡する
確立は必然的に上がります。
できれば、最低ボタン電池と単1~4は分けてください。
アルカリ電池とマンガン電池も分けれたら分けましょう。
*アルカリの液漏れは塩基性が高いので体に触れた際化学やけどを起こします
手に付着したまま目を擦ると失明する可能性もあるからです
かなり危険です。
次の1の野外に容器を設置に関しては、容器が太陽光にさらされ紫外線により
劣化したり、暴風雨や季節の寒暖差も直接ふれてしまうからです。
これらを洗い出した結果、容器以前に、1から3についてまず対策していくことに
なりました。
容器に関しては、難燃性のプラスチック容器とその下にステンレス製の容器を
重ねて保管することになりました。
火災のリスクを減らす各プラスチック製品の性状
耐燃性を表す程度には、不燃性、難燃性、自己消火性、遅燃性の4種類が存在します。
では順に説明していきます。
・不燃性とは通常の火災時における火熱により燃焼しないこと
・難燃性とは燃焼する速さは遅いものの、ある程度の時間は燃え続ける性質のこと
・自己消火性とは大気中で熱源がなくなった場合に自ら消火する性質のことで
火源があると燃えるが、火源が無いと燃えつづけない性質のこと
・遅燃性とは燃焼する速さが遅い性質のこと
燃焼の基準となる酸素指数
酸素指数とは、材料の燃えやすさを指数としたもので 、材料が燃焼し続けるために最低限度必要な酸素濃度を測定し、その数値を%で表した指標になります。
これは、材料によって酸素指数に違いがあり、酸素指数22%以下であれば
燃える材料といえます。
酸素指数27%以上になると燃えにくく、難燃性を意味します。
この中間の指数23-27%に入るのが、自己消火性なのです。
プラスチック、樹脂はあらゆるところで製品化され使用されています。
プラスチック製だと、酸素指数27%以上の製品が間違いないですが
このあたりは、予算や保管場所、保管方法によりグレードは下げられる
かもわかりません。
燃やさない=火事にならないのがベストですが、万が一燃えた場合、
燃え広がらない様にする配慮も考えようと関係者は考えます。
廃棄ボタン電池から出火!過充電で発熱!
ほんとにあった電池による火災についてです。大阪府のホームセンターで2018年の秋、大手ホームセンターのカウンター付近から
発生した火災について、出火原因が使用済みのボタン電池が過充電となり
発熱により 火災が起こりました。 電池は、電極同士が接触すると
発熱する恐れがあり、防犯カメラにお店のカウンター の棚から出火する様子が
写っていたそうです。
棚には廃棄予定の使用済みボタン電池が複数、ポリ袋に入れて保管されていました。
原因として
電池は、むき出し状態でまとめて保管すると、電極同士が接触するなどして、
電圧の 高い電池から低い電池に電気が流れ、ボタン電池は、棒形の乾電池と比べ
薄いため 電池同士が重なりやすく、過充電になりやすい。
過充電となった電池は、発熱し、破裂や発火につながります。
火災では、袋の中で電池内に残った電気が別の電池に流れることで、
一部の電池が過充電となり、発火した可能性が高いといわれています。
まとめ
上記のような火事も実際にあるので、安易に可燃性の物を使用してしまうと 発火や大事故につながる可能性があるので、
皆さんも一般家庭においても 使用済みの電池、新品の電池に限らず、
電極部のテーピング ボタン電池やアルカリ電池の区分け、
保管場所に燃えやすいものはないか?など 今一度確認してみてください。
コメント
コメント一覧 (2)
そこにはお賽銭のようにそのまま入れていました。
(注意喚起があったのかもしれませんが、目立つものでは無かったと思います。)
そのためその感覚のまま、自宅でもボタン電池をまとめて閉まっていて
しばらくして液漏れやボタン電池自体が分解してしまっているのをみて
「なんじゃこりゃーー!」となりました。
以来セロハンテープで巻いております。ビックリしました。
マーシー
がしました